現在、プログラミングしやすい周辺環境が整備されてきています。その1つが、高い技能を持ち合わせていない人でも、プログラムを作り上げられる自動生成ツールです。このツールの強みは、システム構築に求められる作業に必要な時間の短縮現実化といえます。
元来、システム構築に関しては、一定の作業時間が求められました。しかし、プログラムがオートマティックにシステム構築することで、時間短縮だけでなく、癖のない技術水準をフラットにできるようにもなったのです。技術水準がフラットになると、テスト工程などのオートメーション化も可能になり、効率化に繋がります。多くの作業工程がオートメーション化することで、高い技能はそれほど必要ではなくなるのです。要するに、高水準の技能の持ち主は給与が高くなるため敬遠され、逆に給与を安くできる技能が高くない人が採用されるようになる可能性があります。
一方、自動生成ツールは定められたシステム構築しかできないというウィークポイントがあるのです。その結果、新たな形でシステムを構築するときや改良するときには、それに応じた技能が要されます。それに加え、現状では自動生成ツールによって作り出されたシステムはパーフェクトといえず、完成品には及びません。
そこで、限定的に活躍するフリープログラマーが求められます。ですが、オートメーション化により、フリープログラマーは現在よりもニーズが低くなり、競争が高くなるという見方もあるようです。