コミュニケーション力が大切

フリープログラマーになることで、これまで企業に縛られていた時間や場所、仕事観から解放されます。しかし、自分一人で仕事をすることが求められるので、チームで仕事を請け負っていた会社員時代とは違う能力が欠かせません。

その1つが、クライアントに仕事内容を理解してもらうコミュニケーション力です。通常、1つのプロジェクトに取り組む場合はチームで対応するため、ニーズを吸い上げて言語化し、共有する役割を持つメンバーが1人は存在します。一方、フリープログラマーは、これまで培った知識や経験をもとに、ニーズに合わせて働くことになるのが一般的です。そのため、クライアントと上手くコミュニケーションをとれなければ、大きな反発を受けてしまいかねません。たとえ依頼内容に対してベストな提案をしても、クライアントが理解していないことさえあります。

その理由は、同じレベルで会話ができていないからです。フリーで案件を受注するには、相手のレベルを把握し、わかりやすく説明することが大切となります。説明を丁寧に行うことで、詳細の食い違いを防ぐことが可能です。

自分とクライアントが捉える言葉の意味が違うことは少なくありません。また、案件を受注した際には入ってなかった希望が、突然告げられることもあります。そのようなときでも、意を尽くした説明をすることでクライアントからの信頼は厚くなり、自分も尊重してもらいやすくなるのです。そのため、コミュニケーション力が大切といえます。